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SST社内初の男性育休を取ってみた!

どうも!脆弱性診断員の西尾です!

個人的な話なのですが、2022年3月末に第一子が産まれました👶(超早生まれ😂)
それに伴い社内初の男性育休を半年間取得したので、育休中の過ごし方や感想等を主に書いていきます!
これから育休を取得しようと考えている方の参考になればと思います。

育休を取得するまで

妊娠が判明したのは2021年7月でした。
自分は元々子どもができたら育休を取ろうと考えていたので、この時点から育休制度に関する情報収集を始めました。
すると、出産にはそれなりのお金がかかること(出産育児一時金では足りない)や、育児休業給付金の受け取りにはタイムラグがあること(初回振り込みは最短でも育休開始して2ヶ月半後)を知ったため、このときから出産・育休に向けての貯金を開始しました。

ちなみに妻は男性育休取らなくていいよ派だった(収入が落ちるため)のですが、自分は子育てにしっかり関わりたいと思っていたのと、妻が産後うつになることを防ぐためにも育休を取得することに決めました。

その後、安定期に入ったタイミング(11月頃)で会社に妊娠の報告と育休の取得希望を伝えました。
会社としては「ぜひ育休取ってください!!」というスタンスだったため、育休はすんなりと決まりました。
会社や役職によってはここで苦労する方も多いみたいですが、自分は特にリーダーというポジションでもなく、弊社は福利厚生に力を入れているということもあって取りづらさは全く感じませんでした。(仕事の調整をしてくれた上司には圧倒的感謝…!)

育休中の過ごし方

3月末に子どもが無事産まれ、里帰り出産だったので妻はその後1か月間実家で過ごしました。
そして1か月健診とお宮参りが終わったタイミングで、5月から11月までの半年間(きっかり180日!)の育休がスタートしました!

なぜ半年間かというと、育児休業給付金が最初の6か月までは賃金の67%を貰えるからです。本当は1年取りたいところでしたが、6か月以降は50%に減ってしまうためさすがに金銭的に厳しい…ということで半年間に決めました。
また、知らない方も多いと思うのですが、育児休業給付金は会社が出しているわけではなく、雇用保険(国)から支給されているので勘違いされないように!

さて、話を戻して…育休開始直後の1日のタイムスケジュールは以下のようになっていました。

 

1日のスケジュール(生後2ヶ月)

1日のスケジュール(生後2ヶ月)

 

基本的に家事全般は自分が担当しており、洗濯だけは妻が担当しています。(これは現在も変わらず)
この頃はまだ子どもの首が座っていない状態で、寝る時間も多かったので一日の内の自由時間が比較的多かった気がします。

この頃一番きつかったのは夜の寝かしつけですね。。19時頃から寝かしつけに入るのですが、中々寝てくれず…。寝たと思ってもベッドに置いた瞬間目が覚める(背中スイッチ)ことを繰り返し、ようやく21時頃に寝かしつけが完了していました。

ちなみに生後1か月までは自分が抱っこしても寝てくれていたのですが、2か月頃からママの抱っこじゃないと寝なくなりました😭(これは現在も変わらず…。)
ということで寝かしつけは妻が担当し、夜起きた際はときどき自分も寝かしつけをしていました。この頃は母乳が染みついたガーゼを嗅がせることでママだと錯覚し、寝ぼけた状態だと何とか寝てくれてました(笑)

熟睡モードに入ると授乳のタイミング以外はほとんど起きず、8時間は寝っぱなしだったので夜中は楽でした。元々夜泣きはほとんどしないタイプだったので、ほかの子と比べると楽なんだろうなーと思ってます。

このような生活を平日・土日関係なく毎日繰り返していき、育休終盤になるとタイムスケジュールは以下のように変化していました。

 

1日のスケジュール(生後6ヶ月)

1日のスケジュール(生後6ヶ月)

 

大きな変化としては、生後6か月になると19時頃から熟睡モードに入り、寝かしつけもすぐ寝るようになりました。しかし、早く寝るようになった分、朝も早くなり、6時には起きるようになりました。自分は元々夜型なので、早起きが一番ツラい。。笑
ですが、育休を取得している身なので、早朝対応はできるだけ自分がするように意識していました。

また、この頃はずりばいをマスターしているので、行動範囲が増え、日中の活動時間も増えたため、大人の昼間の自由時間はほとんどなくなっていました。何でも口に入れる時期なので常に見ておく必要がある状態ですね👀

そして半年間の育休が終了し、現在は大体以下のようなタイムスケジュールになっています。

 

1日のスケジュール(育休復帰後)

1日のスケジュール(育休復帰後)

 

子どもは6時に起きることもありますが、平日の早朝対応は妻に任せることが多いです(たまに怒られるけど😓笑)。
仕事の定時は10時~18時ですが、フレックスタイムを活用して基本9時~17時で働き、17時からは家事・育児モードです。
ちなみにフルリモートで働いているので、日中もちょこちょこ子どもの面倒を見たり、昼食は妻と交互に取ったりしています。

そんな感じで育休復帰後もタイムスケジュールは大きく変わっておらず、日中の子守りをしなくなったくらいです。家事の分担も育休中とほとんど変わっていません。
復帰後の仕事については、さすがに半年も空くとブランクがあるかな…と思いきや、体が覚えていたので特にブランクも感じず、すぐ育休前の状態に戻りました。自分でもビックリ!

ちなみに、子どもが産まれる前は以下のような生活をしていました。

 

1日のスケジュール(出産前)

1日のスケジュール(出産前)

1日のスケジュール(出産前・現在)

1日のスケジュール(出産前・現在)

 

この頃は朝10時に起き、フレックスを活用して11時~19時で働いていました。
終業後は夕食を食べる前に勉強をしたり、運動をすることもありました。(今はそんな余裕ない)
現在と比較すると生活リズムがだいぶ変わってる気がしますね(笑)
今はもう完全に子ども中心の生活になっています。

男性育休を取るべき理由

実際に育休を取得してみて、男性育休は全員取得すべきでは?と思うくらいメリット尽くしに感じました。
特に大きなメリットは以下の3点です。

1. 妻の負担が圧倒的に減る
やっぱり一番は妻の育児・家事負担が減ることです。
ワンオペで育児・家事をこなすのは相当厳しいと思うのですが、2人体制になるだけでかなり楽になり、余裕も生まれます。
たとえば、トイレにいつでも行けるようになったり、昼寝や食事をしっかり取れるようになったりと、子どもを見なくてもいい時間ができるだけで精神的にかなり楽になります。

パパには一度、「自分1人で育児・家事を毎日こなせるか?」というのを想像して欲しいですね。正直、自分はできる気が全くしなかったので育休を取得することに決めました。
育児は24/365対応ですし、人の命がかかっているので責任が重たいです。個人的には育児の方が仕事よりも全然きついと感じました。

また、妻の負担が減ることで心身ともに健康な状態になり、産後うつになる可能性も減り、さらに夫婦仲が悪くなることもないのかなぁと思います。これだけでもメリットだらけですね。

ただし、男性も頑張りすぎると産後うつになる可能性があるため、ほどほどに手を抜くことも大事だと思います。お互い頑張りすぎないことが大切!

2. 育児スキルの習得
2点目は育児スキルの習得です。
育児には新しく覚えることがたくさんあると思うのですが、知識として知っていても具体的に何をどうやればいいのか?というのは実際に体験してみないと分からないことが多いと思います。

たとえば、おむつを替えるにしてもどういう風に足を持てばいいのか?どういう手順でお尻を拭くのか?おむつのテープはどこまで止めるのか?おむつ漏れさせないためにはどういうテクニックが必要か?など、細かく知っておくことが多くあります。
こういう細かいノウハウは実際に試行錯誤していくことで徐々に身につくものかなと思います。

また、子どもの特徴についても理解することができます。
最初は子どもが泣いていてもどう対応すればいいのか分からなかったのですが、ずっと観察することで、何を求めているのか泣き方の微妙な違いや時間帯によって何となく分かるようになり、対処法が分かってきます。
さらに普段の生活リズムを把握しておくことで、今日はまだうんちしていないからお腹が苦しいのかな?などの変化に気づけるようになります。
生活リズムの把握には育児記録アプリがかなり役立ちました!

このような知識が無い状態だと、妻を手伝おうと思っても何をどうすればいいのか分からないですし、そもそも今手伝った方がいいのか?むしろ邪魔になるだけなのでは?と感じると思います。

しかし、育児・家事にフルコミットすることで妻と同等レベルの知識・スキルが身につき、育休が終わった後も『今はこれをやった方がいいな』というのが分かるので妻に言われなくとも率先して育児・家事を行うことが可能となります。
妻が体調を崩したときでも自分一人で子どもの面倒を見れるのは大きなメリットですよね。

ちなみにうちの場合、妻にしかできないことは授乳(完母なので)と夜の寝かしつけだけで、それ以外は自分でも対応可能です。
育児スキルは育休後もめちゃめちゃ役立ちます!!

3. パパ見知りをしなくなる
これは説明不要だと思いますが、常に子どもと一緒にいるのでパパ見知りとは無縁になります!
ただし、どれだけ一緒にいてもママとパパの間に越えられない壁が存在しているのは確かで、子どもにとってはママが一番みたいです。

夜の寝かしつけはママじゃないと絶対寝ませんし、転んで慰めて欲しいときはママじゃないとダメだったり…🥺
やっぱり母乳のパワーには勝てない、と思うようにしています。笑

でも最近は「ママ」という単語を覚える前に「パパ」を覚えてくれました😊
子どもに懐かれるのも大きなメリットですよね。
ちなみに「パパ」よりも先に覚えた単語は「アンパンマン」でした。。(やはりアンパンマンは偉大)

以上の3点を見るだけでも、男性育休を取得する必要性が分かるのではないでしょうか。

育休の注意点

メリットだらけの男性育休ですが、一点だけ注意すべきことがあります。
それは金銭面です。
育児休業給付金が67%(税金等の免除を含めると実質手取りの8割)貰えるのは非常にありがたいのですが、それでも収入は確実に落ちるのと、初回支給日は育休開始後の2ヶ月半~3ヶ月後になります。(支給日は会社担当者の対応スピードによって変わってくる)

弊社の場合はバックオフィスの仕事が早かったため、ほぼ最短で給付金を受け取ることができました😊
しかし、妻の会社の方は何かと対応が遅く、出産手当金を貰えたのも生後4ヶ月頃でした。

つまり、最初の約3ヶ月はほぼ無収入になるため、その間は貯金を切り崩しての生活になります。しかもその時期はベビーカーやチャイルドシート、ベビーベッドなど大きな買い物も必要になってくるため、出費が増えて精神的ダメージがじわじわときます。

そのため、特にW育休を取得する場合は数ヶ月生活できるだけの貯金が必須です。
自分は育休取得前にこういう情報は知っていたため想定通りでしたが、これから育休を取得予定の方は育休制度について事前にしっかりと情報収集しておいた方が良いと思います。
そういえば、育休中も前年分の住民税を払わないといけないのは盲点でしたね。。

感想

結論から言うと、男性育休最高でした!
金銭面の問題はあるものの、取得した後悔は全くなく、もし将来2人目ができた場合も必ず育休を取得しようと思っています。

ただ、6ヶ月の育休は少し長く感じました。生後4ヶ月くらいになってくると生活リズムは整い、首も座ってるので育児負荷はそれまでと比べると減っていると思います。1人でも十分対応可能になってくるため、育休は3ヶ月~4ヶ月取れば十分かな?と思いました。

また、育休中は頭を使うことがほとんどないので、早く仕事したい…スキルを身につけたい…という気持ちが高まっていました。一応、本を読んだりCTFを少しやったりはしていたのですが、もっとガッツリ作業して社会貢献したい!という気持ちが強かったです。

そういう意味では、育休を取得することで仕事のモチベーションが高まったかも?また、自分は専業主夫にはなれないなーという気づきもありました😅

ということで、育児はまだまだこれからが本番だと思うので、これからも夫婦二人で子育てを楽しんでいこうと思います!
とりあえず今は、いずれ来るであろうイヤイヤ期に怯えています(笑)

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この記事の筆者

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