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SSTに新卒入社して2年過ぎた

はじめに

SSTに新卒入社して今年で3年目になりました、小野里です。
先日、弊社メンバーブログに以下の記事が公開されました。

セキュリティ初心者がSSTに新卒入社して1年過ぎた

就活を考えている方にも参考になるであろう、仕事の実態を赤裸々に書いている良い記事だと思います。とはいえ、入社1年目はきっとどこの会社でも仕事を覚える期間。本格的に仕事を任され始めた後のことが気になる方も多いかと思います。そこで、入社後丸2年経過した今、上記の記事をパクってこれまでを振り返ってどんなことがあったのかを書いていこうと思います。まだまだ一人前とは言えませんが、何かの参考になれば幸いです。

私について

境遇が近い方の参考にしていただくため、まず私自身について書かせていただきます。
現在27歳、男性。大学院を卒業後、2021年4月にSSTに新卒入社しました。とはいえ実は学生時代からアルバイトで入っておりまして、あまり新卒感は無かったりします。大学・大学院では情報系を専攻していましたが、セキュリティとは全く関係ない分野でした。
所属は東京オフィス。オフィスから電車で大体1時間ぐらいの所で一人暮らししています。家賃は平均よりちょっと安めぐらいかもしれませんが、大きくは変わらない程度です。普段はフルリモートで勤務しており、出社したのは2年間でも片手で数える程度です。

SST2年目で経験したこと

業務内

  • 営業向け販促ツールの開発
    • AWSでのインフラ設計
    • バックエンドの開発(Python・Rust)
    • フロントエンドの開発(TypeScript・React)
  • 新サービス開発
    • フロントエンド開発(TypeScript・Angular)
  • 福岡出張

ちょっとどこまで言っていいのか分からないため若干ぼかした言い方になっていますが、普段はシステム開発を主にやっています。範囲はフロントエンドからバックエンド、インフラまで必要なら何でもやります。部署が異なるため、いわゆる脆弱性診断などの業務は担当していません。

昨年の8割ぐらいは1つ目の営業向け販促ツールの開発を行っていました。これについては上司と2人で進めていましたが、かなりの部分を私主体でやらせてもらえたので、非常に良い経験になったと感じています。1つのサービスを完成させるうえで必要な部分は大体手を付けていまして、AWSではCognitoでの認証からDynamoDB・AppSyncを使ってのデータ保存、EC2・Lambdaでのバックエンドの用意、S3・CloudFrontでのフロントエンドの用意などなど幅広く色々なサービスに手を付けました。バックエンドでは試験的にRustを一部導入してみるなど、私個人の裁量で技術選定させてもらっている部分も多いです。こちらのツールは無事リリースにこぎつけまして、主体で使う営業メンバーからも好評頂いております。最初は販促ツールでしたがこれ単体をサービスとしてリリースする方向でも検討が進んでいるようで、今後も引き続き開発を続けていきます。

そして、昨年末から現在進行形で、2つ目の新サービス開発に携わっています。こちらは社内のエンジニア数名でチーム開発していまして、私は現在主にフロントエンドの開発を担当しています。別にフロントエンドしかやらないというわけではなく、必要に応じて色々やる予定ではあります。こちらも技術選定から色々柔軟に相談することができ、非常に良い開発者体験の中で作業ができています。私にとって初めてのチーム開発で、基本黙々と進めていた前プロジェクトとは打って変わって、毎日色々な事を話し合いながら作業を進めており刺激的な日々を過ごしています。

福岡出張は上記の新サービス開発の一環で、2泊3日で行きました。出張と言っても弊社福岡オフィスに行くだけだったので気楽なものです。こういったことが頻繁にあるわけではないですが、やはり対面で色々話し合えると成果も大きいと感じました。弊社オフィスコンセプトの「会うの”も”いいよ」を実感した出張でした。

【プレスリリース】SST、東京本社移転のお知らせ「会うの “も” いいよ」をコンセプトに、フルリモートにおけるオフィスのあり方を再定義

業務外

  • 応用情報技術者試験合格
  • Hack The Box始めました
  • その他個人開発等

元々学生時代に基本情報技術者は取っていたので、そろそろ取っておくかと思い昨年末に応用情報に合格しました。合格した場合は受験料を会社から貰えるので、実質無料です。また、普段システム開発がメインなので、セキュリティ分野の訓練としてHack The Boxを始めたりしています(最近ちょっと忙しくてあまりできていませんが……)。現在は無料版アカウントですが、ガチでやるなら有料アカウントに会社から補助も出ます。実際、何人か会社のお金でHack The BoxやHTB Academyをやっている方もいるようです。趣味の個人開発も含めて日々技術の研鑽には努めるようにしていますが、会社の書籍購入制度が結構柔軟な事もあって、学習環境について金銭的に困ることはあまりないです。

HTB Academyはじめてみた

SST2年目で感じたこと

N・Mさんの記事に倣って、丸2年働いた身からの視点で書いてみます。

フルリモートについて

これが無いと仕事できないです。

私は夜非常に寝付きが悪く、朝めちゃくちゃ寝起きが悪いという体質なので、フルリモート制にはとても助かっています。最悪12時まで寝ていても、ベッドから出てパソコンの電源入れたら即始業です。先述の通り出社したのは出張含めても片手で数えられる程度の回数で、平日は下手すると一歩も外に出ない週なんていうのもあります。フレックス制で基本的にコアタイムは出勤・月の総業務時間が一定以上ならOKというシステムなので、例えば観たい映画がある週なんかは17時ぐらいでさっさと上がってそのまま出かけることもあります。

出かけること自体は嫌いではないので出社することは別に構わないのですが、移動時間と出かけるための準備時間、それに伴う起床時間まで考えると、ちょっと厳しいなぁ……という思いです(フルリモートでもたまに寝坊しますが……)。流石に睡眠障害気味だとは自覚しているので、その辺を治療して起きられるようになったらたまには出社したいなと思っています。

脆弱性診断以外にも活躍の場はあるの?

私がまさにそうです。

脆弱性診断は新卒研修で軽く触れましたが、先述の通り普段はシステム開発を主に担当しています。もちろん、セキュア開発という言葉もありますのでシステム開発にセキュリティが全く関係ないわけではないですが、脆弱性診断士の仕事とはかなり離れたものであるのは事実です。セキュリティ初心者で脆弱性診断士になるのも良し、セキュリティに自信があって脆弱性診断士になるのも良し、それ以外の道に進むのも良し、という感じなので、色々と道はあると思います。

2年目の残業・有給休暇どんなかんじ?

残業:1ヶ月に大体9時間程度(下記参照)。有給休暇:1ヶ月に大体1日程度。

2022年4月~2023年3月までの記録を集計してみました。

  • 残業

1年で108.47時間(=1ヶ月あたり約9時間)

  • 有給休暇

1年で10日(=1ヶ月あたり約0.8日)

N・Mさんのエントリと比較して残業が大幅に増えていますが、これはちょっと弁明させてください。
弊社はフレックス制で月の総業務時間が一定以上ならOK、固定残業代60時間分というシステムです。また私はとにかく朝に弱く夜型なので、どちらかというと夕方辺りからエンジンがかかってくるタイプです。コードを書いてると段々楽しくなってきてしまうタイプなので、気付くと夜、なんてことも結構あります。フルリモートで気楽な一人暮らしなので、特に予定が無ければ仕事していても大丈夫なタイプです。「業務時間足りないよりはちょっと多めに働いておけばいいか」という意識で仕事している部分もあるので、必要に迫られて残業する日というのはほとんどありません(もちろん、部署や業務内容にもよるとは思います)。固定残業代60時間分というのも、無駄にダラダラと残業させないためだと以前に聞いたことがあるので、むしろ私のような働き方はダメな例です。ちゃんとメリハリつけて出勤・退勤しましょう。
なお、SSTの所定労働時間は7時間/日で、法定労働時間の8時間より1時間短くなっています。世間一般的には8時間労働の会社が多いと思いますので、そういった労働形態で換算すると、私の場合でも実質残業ゼロと言えます。

有給休暇はかなり自由に取得できます。1,2週間前から有給休暇取る旨を伝えていればほぼほぼ確実に取れますし、急に取得が必要になってもなるべく都合がつくよう協力してくれるような社風だと思います。取得に理由ももちろん必要なく「なんとなく休みたいので有給休暇」というようなことも結構あります。今は丸々使えばちょっとしたバカンスができるぐらいの期間が余っているので、今年は積極的に使っていくつもりです。

今後の目標

新サービスを無事リリースにこぎつける

私一人の目標ではなくチーム全体の目標ですが、今の第一目標はやはりこれです。SSTの新たな柱となれるようなサービスにしたいです。

情報処理安全確保支援士資格の取得

今年の春季試験に申し込んではいたのですが、それなりに余裕をもって出発したものの電車が運休&迂回路が大幅遅延というダブルコンボにより、会場にたどり着くことすらできず受験できませんでした。勉強はしたので、秋季試験ではきちんと受験したいです。

最後に

私自身、あまり活発な方ではないので面白みのない記事になってしまったかもしれませんが、働き方の一つとして参考になれば幸いです。弊社にご興味ありましたら、是非オープンカンパニーやカジュアル面談にお申込みください。お待ちしております!

採用情報

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この記事の筆者

筆者

小野里亮祐

2021年4月にSSTへ新卒入社。研究開発部所属。
ついに入社4年目になってしまった。まだまだ新人でいたかったと思っている。