P3NFEST Conf 2024 - 学生のためのサイバーセキュリティカンファレンス【レポート】

全国から学生が集結！大盛況のイベント

会場は熱気に包まれ、現地参加77名、オンライン参加85名、計160名を超える学生が参加しました。学生以外も含めると320名以上の申し込みがあり、注目度の高さを伺えます。

 

学生がセキュリティに挑戦しやすい環境を提供

過去に開催された学生向けバグバウンティイベントのフィードバックを活かし、学生がセキュリティ分野に挑戦する際のハードルを下げることを目的とした本イベント。
実務経験が少ない学生へのサポートに重点を置き、セキュリティ分野への入り口を広げる工夫が凝らされていました。交通費支給の取り組みは、全国各地から学生が参加する結果に繋がっています。

 

イベントのハイライト

P3NFESTでは、多彩なプログラムが提供されました。著名なセキュリティ専門家による講演や実践的なハンズオンセッションなど、学生たちがセキュリティに関する知識や技術を直接学ぶ機会が設けられていました。特に注目すべきは、学生視点にたった、学生のための特別なプログラムであることです。

セキュリティ業界著名人のMasato Kinugawa氏や徳丸浩氏をはじめ、セキュリティベンダー、日本経済新聞社、コインチェック社、Ubie社、現役学生まで、多彩な講師陣によるセッションが開催されました。後半は、4種類のハンズオンと懇親会、イベント会場を提供されたfreeeオフィスツアーも用意され、充実したイベント構成です。

印象的だったのは、いつかご自身も学生だったであろう講師陣の熱量とイベントコンセプトへの共感力がもたらす場の濃さです。ここでしか聞けないリアルなお話や、イベント後に学生が具体的な次のアクションを取れるような内容が多くありました。多くの学生にとって、刺激的で特別な一日になったのではないかと思います。

詳しくはイベントページをご覧ください。

https://issuehunt.jp/events/2024/p3nfestconf

その他、当日盛り上がったXのハッシュタグ #P3NFEST2024からも当日の様子が伝わります。

https://twitter.com/hashtag/P3NFEST2024

さらにカンファレンスだけではなく、並行して学生限定バグバウンティイベントも開催されています。2024年3月31日まで開催中なので興味関心のある学生はお見逃しなく！

https://issuehunt.jp/events/2024/p3nfestbugbounty

イベント運営者と参加学生の声

イベント運営者に伺った内容をシェアします！

Q. イベントのこだわりポイントは？

こだわった点はいくつかありますが、なにより地方からの学生の参加を促すために交通費全額支給を行ったことが大きなポイントでした。東京でのイベントに参加するのはハードルが高いため、地方からの学生が負担なく参加できるように配慮しました。

Q. イベント構成で工夫した点は？

セキュリティベンダーやユーザー企業の視点をバランスよく取り入れ、参加者が知りたい情報を重視したセッション内容にしました。また、バグハンティングイベントのフィードバックを活かして、内容を組み立てました。

Q. 開催にあたり印象に残ったことは？

登壇者の方々からのご快諾が得られたことが大きな支えでした。全員が快く登壇を引き受けてくださり、その心遣いに感謝しています。

Q. 今後の展望や予定は？

今後も地方からの参加者を増やし、より多様な視点を取り入れたイベントを企画していきたいと考えています。イベントは大変な面もありますが、学生の成長や地方からの参加者の支援という目的に向けて、継続して取り組んでいきます。

 

 

つぎに会場で出会った学生複数名にも、イベントを知ったきっかけや感想についてインタビューを実施しました。取材した学生の大半が、学校のサークルや口コミを通じてイベントを知り、サークル仲間同士で参加している学生も目立ちました。

一部学生の声を紹介します。

• 「学生向けのイベントでありながら、業界のトップエキスパートから学ぶことができて非常に貴重だった」
• 「交通費の支給など、学生の参加を助ける取り組みがありがたかったです」
• 「バグバウンティはやったことないけど、とても興味があり友人と参加できてうれしい」
• 「本イベントのおかげではじめて東京にくることもできた！イベント内容も豪華で、実践的な知識を得ることができた」
• 「実例を合わせて見せてもらうとすごいわかりやすかった」

インタビューにご協力いただきましたみなさま、ありがとうございます！

さいごに

P3NFESTは、学生のセキュリティへの関心を高め、新たな才能を育成する上で重要な一歩だと感じました。SSTとしても、セキュリティの世界への扉を広げることで業界全体の発展とインターネットの安全に貢献するため、今後もさらに努力してまいります！

参加した学生の皆様が新たな技術やアイデアを持ち込み、セキュリティの世界に新たな風を吹き込むことを期待しています。